2017-09-27
我は猫である。名前はまだアイ。
というと、何だといわれそうだが、人に呼ばれる名前と呼ばれたい名前が違うことは、ままあることではないだろうか。
わが愛する飼い主であるこの店の保育士に、本当の名前で呼ばれたいのだ。
だが、猫語は通じんようで、なかなかうまく伝わらない。
他のやつらには本当の名前で呼ばれたくないので、ここで書き記すのは控えさせていただく。
我は、寒い時期を5回経験した雌猫である。成猫だが、『ヒニン』だかでお腹をいじくられて以来、雄に興味が失せた。
雌の癖にオヤジくさい、といわれるが、オヤジという生き物はどういう生き物でどういう臭いか、知らぬ。
以前は店主と交互に文章を書き記していたのだが、単独の場所をやるから好き勝手に書いてくれ、と言われた。
人間の間では、猫の手も借りたい、という言葉があるとは聞いているが、本当に猫の手を借りているやつもめずらしかろう。
書いてやるから餌を増量しろ。
我は、今のところは自宅と店を好き勝手にうろついている。
のんびりと縁の下にいるかもしれんし、部屋をうろつくかもしれん。
我とのスキンシップを所望するものが多いらしいが、猫ゆえ、勝手にさせていただいている。
その辺、ご了承願いたい。
次にいつ書くかもわからんものだが、お付き合い願えれば幸いである。